永明寺は、黄檗宗で寛文4年(1664)鉄牛和尚が酒塩谷に創立、萬松山といった。
​延宝5年(1677)独心和尚、菖蒲原に移し、次いで延享2年(1745)現在地に移った。本尊は釋迦如来、他に毘沙門天像がある。
もともとこの寺は岩佐九兵衛、山根孫六郎、岩佐忠五郎、山根惣次の四家の守護寺であり、岩佐家の古記録によれば正徳3年(1713)毘沙門厨子修繕とか、天保3年(1832)毘沙門堂類焼、しかし本尊、脇立等難をのがれる等の記述がある。
境内に五葉松があり、樹令200余年「龍髪の松」といわれ有名、現在は第二世であるが7本立で見事である。県の名木に指定されていた。