湧水は、森林に雨が降り地中に染み込み、そこから地中の長い旅をへて地上に湧き出てくる。それまで何十年とかかることもある。
人工のエネルギーを使うことなく自然の循環の中で生まれる水は、大切な社会資本ともいえる。これまで水と安全は「タダ」と言われてきた日本であるが、わたしたちのまちにも少しづつ変化があらわれている。これまで当たり前にあった地下水が枯れ、地域の融雪装置が機能しなくなっている。そこではじめて「当り前」の大切さに気づくことになる。
水は、自然の循環を知り水源を守ることの大切さを教えてくれる。